安全弁・逃し弁は、設定された圧力に達した時に自動的に弁体が開き、圧力が所定の値に降下すれば再び弁体が閉じる機能を持っています。
蒸気・ガス・水用と様々な流体に対するラインナップを揃えております。
蒸気・ガス・水用と様々な流体に対するラインナップを揃えております。
仕様
名称 | 安全弁 |
弁箱材質 | JIS,ASTM,ASME各種鋳鍛鋼材 炭素鋼,1Cr0.5Mo鋼,2.5Cr1Mo鋼 |
流体 | 蒸気・ガス |
圧力クラス・呼び径 | 40A~154A 圧力クラスは設定圧力によって弁を 標準化しております |
接続形式 | 入口側:突合せ溶接形又はフランジ形 出口側:フランジ形 ※接続形式出口は個別対応可能 |
名称 | 逃し弁 |
弁箱材質 | JIS,ASTM,ASME各種鍛鋼材 炭素鋼,ステンレス鋼 |
流体 | 水 |
圧力クラス・呼び径 | 15A~50A 圧力クラスは設定圧力によって弁を 標準化しております |
接続形式 | 入口側:フランジ形又はソケット溶接形 出口:フランジ形 ※接続形式出口は個別対応可能 |
●上記仕様は標準的な範囲ですので、それ以外の仕様につきましてはお問い合せください。
安全弁・逃し弁は各種機器の過圧防護という観点で重要視される弁であり、当社は様々な特殊弁も製造して参りました。
その例として挙げられるのは、原子力発電所向けの主蒸気逃し安全弁(SRV)や、火力発電所向けの電磁式逃し弁(PCV)です。
SRVは原子炉圧力の過度の上昇を防ぐ為に設置され、原子力発電所における重要弁です。
主となるスプリングに加え補助作動装置も備えており、外力により強制的に弁開作動も可能な構造となっています。
PCVは火力の過熱蒸気ラインに設置される弁であり、構造的特徴としては安全弁・逃し弁とは異なり、スプリングではなくマグネットによる作動となります。
圧力検出部(センサー)から検出された電気信号により、マグネットを励磁させ弁開作動を行います。また、コントロールパネルの操作により、人為的な弁開作動も可能な弁です。