当社は主に原子力・火力発電所における高温・高圧用弁を製造する会社です。
「品質は素材から」の思想のもと、1943年より鋳鋼材料開発・鋳鋼素材製造を自社で実施しています。
高度な品質を満たす当社鋳鋼素材は、自社バルブ製品のみならず、鋳鋼素材単独としても様々なお客様へ提供しています。
「品質は素材から」の思想のもと、1943年より鋳鋼材料開発・鋳鋼素材製造を自社で実施しています。
高度な品質を満たす当社鋳鋼素材は、自社バルブ製品のみならず、鋳鋼素材単独としても様々なお客様へ提供しています。
〈ASME材も対応可能〉
当社は2010年ASME認証であるN、NV、NPTスタンプを取得し、ASME鋳鋼材の製造・販売が可能となりました。
制作範囲
材質 | JIS規格 | ASTM規格 |
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JIS G 5151 SCPH2 JIS G 5151 SCPH21 JIS G 5151 SCPH32 JIS G 5151 SCPH61 JIS G 5152 SCPL1 |
ASTM A216 WCB、 WCC ASTM A217 WC6 ASTM A217 WC9 ASTM A217 C5 ASTM A352 LCB ASTM A217 C12A | |
その他 | ||
火SCPH91(発火基準材) | ||
SCWB36 ※(DIN規格材:規格番号1.6368/材料規格15NiCuMoNb5同等材) ※当社独自開発材料として中国向発電プラント用バルブ材として 納入しております。 | ||
サイズ | 質量6トン以内、寸法2000mm x 1800mm x 1000mm |
岡野バルブ製鋳鋼品の特徴
1. 高品質・短納期
高品質製品
当社製品は、最も厳しい品質が要求される原子力発電所・超々臨界火力発電所に数多く納入されています。
短納期対応
客先ニーズに応じた一品一様の製品を受注生産する当社は、そのフレキシビリティにより他社にできない短納期対応が可能です。
2. 高い開発力
運転効率向上を求め日々高温高圧化される火力発電所、その使用条件を満たす材料を提供する為、当社は材料研究・開発を行う技術研究所を保有しています。
世界初の9Cr-1Mo材鋳鋼化
鋳鋼素材の無かった9Cr-1Mo材は、1986年に 当社が世界初の鋳鋼化を達成致しました。その研究成果をASTMに報告した後、ASTM A217 C12Aが制定されています。
国内においても発電用技術基準の改定委員会に研究成果を報告した後、火SCPH91が制定されています。
3. 豊富な実績
当社製品は豊富な実績を有しており、安心で安全な製品を提供致します。
岡野バルブ製造(株)鋳鋼工場について
製鋳設備
レクトロメルト式アーク炉 | 容 量 8トン | 1台 |
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高周波誘導炉 | 容 量 2トン | 1台 |
イマージョンパイロメーター | Max1750°C計測 | 1台 |
熱処理炉 | 灯油式 容量 15トン | 1台 |
電気式 容量 7トン | 1台 | |
電気式 容量 3トン | 1台 | |
造型装置 | 自硬性主型造型設備 | 1台 |
生型造型装置 (ジョルト式) | 1台 | |
中子造型装置 (CO2式、自硬性式) | 各1式 | |
シェークアウトマシーン | 15トン、1トン | 各1台 |
自動砂処理装置 | 5トン/Hr | 1式 |
サンドスリンガー | 0.25m3/Min. | 1台 |
エアーブラストマシーン | Max.1トン | 1台 |
ショットブラスト | モノレール型、 ターンブラスト型 | 各1台 |
連続式サンドミキサー | 15トン/h、5トン/h | 各1台 |
バッチ式サンドミキサー | 400kg、50kg | 各2台 |
ASME *1 Code SectionIII
国内初のCMO *2 認定工場
ASME Code Section III のシンボルスタンプ表示資格認証を取得し、
鋳鋼工場として日本国内で初めてCMOとして認定されました。
これにより、ASME鋳鋼素材の製造・販売が可能となりました。
※1 米国機械学会(American Society of Mechanical Engineers)
※2 Certified Material Organization